ご挨拶・自己紹介
当サイトを訪れていただき、ありがとうございます。
神奈川県のマンション在住。「ぱん」と申します。
野菜が大好きで「収穫して食べる事」を目標に、プランター栽培を10年以上続けています。
常時だいたい10種類以上の野菜やハーブをベランダで育てています。
野菜への興味は、若い頃に自然食品店の「青果担当」をした事から始まりました。
「生産農家さん」とお話をする機会も多く「いつか自分で野菜を育ててみたい!」と思っていたら、いつの間にか「プランター栽培」にすっかりハマっていました。
プランター栽培の為に、日当たりが良くてプランターがたくさん置けるベランダがあるマンションに引っ越して、益々「プランター栽培」に熱中する日々を送っています。
プランター栽培の素晴らしさ
プランター栽培を始めた頃は、近所の家庭菜園(畑)を借りることも検討していました。
ですが、子育てや家事を放置して「頻繁に畑に通う」というのはちょっと難しいですよね・・・。
ですので、まずは「自宅で」やっていけそうな「プランター栽培」からスタートしました。
何年か続けてみると、プランターでも「思っていたより美味しい野菜」が出来る事がわかりました。
そして「自宅で採れたてが食べられる」というプランターの素晴らしさに気が付いてしまいました。
「鮮度」が「美味しさ」に直結する野菜も多いです。
ですので「採れたて」という事には非常に大きな「価値」があります。
また、ネギ・大葉・バジルなど、採ってすぐに食卓で使えるという「便利さ」もあります。
なにより「自分で育てた野菜を収穫して食べる」という事が、とても面白い事だと感じています。
この様なプランター栽培の素晴らしさを、皆さんと共有出来たら良いなと思っています。
プランター栽培のサイトを始めた理由
野菜の栽培はやればやるほど奥が深く、上手く行かない事も結構ありました。
・どうすれば美味しい野菜が育つのか?
・どうすればしっかり収穫まで出来るのか?
・病気、害虫の対策はどうすれば良いのか?
自分なりに情報を収集し、何年も試行錯誤を続けてきました。
しかしながら、ネット検索ではなかなか欲しい情報にたどり着かない事もありました。
栽培方法の概要情報などは多く見つかるのですが、もっと栽培過程の詳細情報を知りたいと思う事が多かったです。
それから、どちらかというと「畑での栽培」の事や「農業のプロ目線」の情報が多いと感じました。
それはそれで大変有難い情報ではあるのですが、ベランダのプランター栽培の場合とは状況が違ったりピントが合わない場合もありました。
ですので、私と同じようにプランター栽培の情報を探している方へ向けて
普通の家庭のマンションの「ベランダ」で、素人でも出来る「プランター栽培」という目線に絞って、野菜の栽培過程の情報を発信するサイトがもっとあっても良いのでは?と思いました。
そして、そういった情報を自分で整理して発信する事は、自分の勉強にも成長にも繋がると感じました。
それがこのサイトを初めた理由です。
そして私と同じ様に、趣味としてプランター栽培に取り組んでいる方に、このサイトの情報が少しでも役に立ったり、面白いと感じてもらえる様な事があれば、大変嬉しいなと思います。
管理人の過去と価値観の話
学生時代の私は体育会部活で主将を務め、全国大会で活躍するぐらいスポーツに打ち込んでいました。
仲間に恵まれ、非常に充実した青春を送っていました。
しかしその裏で、悩みも抱えていました。
その悩みとは、大学卒業後に社会人として生きていくイメージが全く持てなかった事です。
主な原因は、そのころの私が「地球の環境問題」に勝手に危機感を募らせていた事でした。
その原因となっている「資本主義経済」への疑問も相当にこじらせておりました。
地球の環境問題を解決する為には「社会全体で江戸時代ぐらいまで文明を戻すしか無い」のではないか??・・・なんてことを考えている様な学生でした。
資本主義経済社会にアレルギーを感じながら「自分は一体どの様に生きていけば良いのか?」と自問自答を繰り返していました。
そうして理想と現実のギャップに悩み、途方に暮れながら就職活動をしておりました。
当時は「就職」=「経済社会への屈服」というマイナスイメージを持っていました。
かといって代わりの解決策を見出せるような実力も無く、全く身動きが取れない様な感覚でした。
当然、就職活動には全く身が入りませんでした。
(今思えば、部活運営や競技の成績をアピールすれば結構上手くいったのでは?と思います)
そんな私が、出来る限り理想と現実を擦り合わせ、もがいて行きついた就職先が「自然食品店の八百屋さん担当」という仕事でした。
入社してからは、社内で有名な「青果職人のおじさん」が、師匠として厳しく指導して下さいました。
青果の仕入れ、鮮度・在庫の管理、販促企画、売場作り、売上作り、接客販売、シフトの管理など、全てにおいてビシ!っと鍛えていただきました。
毎日大変でしたが、若さを活かして朝から晩まで真っ黒になって働きました。
周りのスタッフさんには恵まれていたのですが、エンドレスな労働環境でお給料も安く、師匠も厳しいし、正直仕事としては辛かった思い出の方が多いです・・・。
ですが、この仕事を経験出来たおかげで身に付いた事もたくさんありました。
まず「この季節はこの野菜が美味しい!」の様な「旬」を感じる感覚が身に付いた事。
そして、野菜の美味しさを保つ為の「適切な管理・保存方法」も実践的に学べました。
さらに「仕入れの権限」を利用して、とにかく沢山の「試食」をさせてもらいました。
師匠からは「これはウマイ!」って「自信満々で言えないと売れないよ!」と常に言われてました。
なので、数年間たくさんの野菜・果物を毎日食べまくっていました。
そこで、それまで食べた事が無いぐらい感動的に美味しい野菜・果物たちに出会い、お陰様で野菜・果物の良し悪しや、美味しさを見分ける「目」や「舌」も鍛える事が出来ました。
そしてなにより青果に大変愛着を持つようになり、「野菜・果物」が大好きになりました。
それから、生産農家さんにもたくさん訪問させてもらいました。
当時流行っていた「〇〇さんの野菜」の様な野菜を、市場を通さず出荷する様な農家さんです。
生産農家さんは「農業」で収入を得ている訳ですから、当然ながら収穫量が家族の生活に直結します。
それなのに、自然災害などによって、半年・1年育てたものが全てダメになってしまう事もあると聞きました。
そんなリスクと直面しながらも、こだわりを捨てずに「無農薬・無化学肥料」であったり「自然農法」を研究・実践されている方々がいらっしゃいました。
農薬や化学肥料の便利さに安易に頼らない方が、結果的に畑も野菜も人間も活き活きと健康的になれる。という事を実際に示して教えてくれました。
「美味しいもの・体に良いものを届けたい」「環境に良い農業をしたい」など、損得を超えたところで、想い・こだわり・信念を持たれている方々へ、多大なリスペクトを感じた事を今でも覚えています。
そういった経験や人々との出会いが、今の自分の生活スタイルや、プランター栽培への取り組み方にも大きな影響を与えてくれていると感じています。
農薬・肥料、病害虫などに対する考え方
我が家では、化学的な「農薬」や「肥料」には頼らない栽培をしています。
ただ「農薬」にも様々な資材が有りますので、全てを否定するつもりもありません。
昔ながらの明らかに信用出来る成分の物や、自然由来の資材に関しては使用しています。
代表的な物として、有機質肥料・木酢液・苦土石灰などを基本的な資材としています。
趣味で行っているプランター栽培ですから、安全性の疑わしい薬を使ってまで野菜を育てる必要も無いですし、そもそも生き物が相手ですから全て思い通り行く事もあり得ないと思っています。
もし仮に、虫や病気に負けてしまったとしても、「今回はここが良くなかったかな?」と思う部分を反省し、次の栽培が上手くいくように活かせれば良いのではないかと思っています。
そして、私自身も結構たくさん失敗をしていますので、そういった失敗事例や実際に反省した部分も出来るだけ発信していけたら良いのかなと思っています。
それでも、せっかく「野菜の収穫を目的」として育てていますので、病害虫による「致命的な被害」だけはなるべく避けられるように育てています。
そのために、野菜が健康的に育ち、本来の抵抗力を発揮出来るように、多様な細菌や微生物が生き生きと働いて、適切な栄養素が巡る土壌環境を整える事に注力をしています。
虫や細菌などを薬で排除する事はせず、適切に存在して活動してもらう事が大事と考えています。
ちなみに、我が家はマンションの5階なのですが、虫や鳥が意外とたくさんやってきます。
やっかいな虫や鳥に対しては「物理的に対応していく方針」でやってます。
例えば、必要に応じて「ネット」や「不織布」などで遮断したり、「アブラムシ」や「ハダニ」などには「歯ブラシ」や「霧吹き」で対応しています。
虫や鳥達の目的や特徴をなるべく理解する様に勉強し対策を考えると共に、忌避効果のあるハーブやコンパニオンプランツなども取り入れています。
本気でやろうと思えば、全ての葉の表・裏までチェックする事も可能というのは、規模が小さいプランター栽培のメリットでもあります。
チェックが行き届かない場合は、そもそも枝葉が混み過ぎていたりする事が多いです。
そんな場合は虫の対策よりも、葉茎の剪定をしたり、株間や仕立てを見直した方が改善が見込めます。
害虫や病気の勢力が強まってきたという事は、虫や菌が悪いというより、害虫や病原菌が好む環境にしてしまっているという事です。
まずは、土、水、肥料、日当り、風通しなどの、栽培管理の方に問題が無いかを疑ってみた方が良いのかなと思います。
そして、出来るだけ「毎日パトロール」をする事が大事だと思います。
「毎日、植物の様子を見る」事で、目の前の野菜が「健康な状態なのか?」それとも「ピンチな状態なのか?」が、だんだんとわかる様になってきます。
野菜の栽培においては、この「見る目を鍛える」という事がとても重要だと思います。
しっかりパトロールしていれば、ある日いきなり全滅してしまうなんてことはありません。
ですので、毎日こまめに野菜の状態を見る事が出来る「ベランダでのプランター栽培」は丁度良いなと思っている次第です。
そんな中で、普段見かけない様な虫を発見したりする事も、実はちょっとした楽しみでもあったりもします。
そんな虫達も含めて共存した結果、良い野菜が収穫出来れば最高だなと思いながら取り組んでいます。