マンションのベランダでのプランター栽培を続けている管理人が、実際に使ってみて良かったおすすめプランターの使用感や材質などについて紹介します。
エアーベジタブルプランター


いろいろ使ってみましたが、プラスチック製ではこのプランターが一番のおすすめです。
「ポリプロピレン製」です。
このプランターの良いところは、プラスチックの対候性が高くて丈夫な所です。
日当たりの良い場所で数年使っても劣化が少なく、丈夫で割れにくいです。
残念ながら色褪せは多少あります。
他にも同じようなサイズのプラスチックのプランターをいろいろ購入してきましたが、土を入れて重くなったプランターを動かそうとした際に、フチがバキッと割れてしまう物も多いです。
しかし、このエアーベジタブルプランターは適度な柔軟性があり、全く割れる気配がありません。
40リットルのタイプであれば、土がたくさん入りますので、いろんなタイプの野菜が育てられます。
底が空気を通しやすい形になっていて、排水性も良いので、土や根を健康に保ちやすい形状です。
ただその分、土が入るスペース&根が伸びるスペースは減ってしまうのは若干惜しいところでもあります。
そして、土がたくさん入るという事は、たくさんの培養土を買う必要があります。
土を入れると大人の男性でも持ち上げるのは厳しい重さになりますので、基本的には引きずるか、台車に乗せての管理となると思います。腰を痛めない様に注意して下さい。
スリット入りプランター

鉢にスリット(細長い穴)が開いているタイプの鉢はオススメです。
【スリット入りプランターのメリット】
- 排水性が良い
- 通気性が良い
- 根の空気剪定が出来る
上記画像程度のスリットでしたら、目の粗い土なら鉢底石無しでも大丈夫です。(多少土は洩れます)
特に「根の空気剪定」はスリット鉢の重要な機能です。
「根が鉢底で巻いてしまう」という状態は、巻いている根っこばかりに勢いが集中しており、それ意外の根が成長し辛い状態になっています。
その場合、主要な根が鉢の下の方だけに集中してしまい、上の方の土には根が少ない状態になっています。
さらに、土を全体的に活かせない分、早く植替えなければならなくなります。
根のローリングは、根や植物の健康には悪影響しかありません。
しかし、植物の根は空気に触れると成長を止めるという性質があります。(空気剪定)
鉢底のスリットで強制的に空気に触れさせる事で、根のローリングを防ぐ効果があります。
空気に触れた根の成長が止まると、今度は他の根を伸ばそうとしてくれますので、土の中全体に健康な根が広がりやすくなります。
【スリットで空気剪定が出来る事によるメリット】
- 根のローリングを防ぐ効果がある
- 鉢の土全体に健康で丈夫な根が育ちやすい
- 植替えまでの期間を長持ちさせる事が出来る
不織布のプランター


全体が不織布で出来ていますので、通気性・排水性は良い感じです。
軽くて動かしやすく、土もたっぷり入りますし、それなりに丈夫です。
使用感としては、プランターと袋栽培の間ぐらいが近いイメージかもしれません。
プランターより柔軟で軽く、ビニール袋より通気性や安定性があります。
対候性はいまいちで、画像の黄緑色のタイプは割とすぐに色あせが起こりました。
そして、底の方に水が染みて苔などが生えてくる事もあります。
経年で見た目の劣化が結構起こりますので、見た目を重視される方は、汚れが目立たないような黒系の色を選ぶか、不織布の使用はやめておいた方が無難かもしれません。
また、プラスチック等と比べて柔らかい為、動かすときに中の土が動きやすい事で、不織布と土の間に隙間が出来て、水の通り道が出来てしまう場合があります。
その場合は、水が土に十分に吸収されずに排水されてしまう可能性もありますし、不織布自体にも吸水性もある為、土の中の方までしっかり水が吸収される様に水やりの際に意識した方が良いです。
それから、底面がピッタリ接地してしまう構造の為、日当りの良いコンクリート地面などに直置きしてしまうと、地熱がダイレクトに伝わって土が蒸されるなど、根に悪影響が出る可能性が高いです。
悪影響を防ぐ為に、地面との間に木製の板やコンクリートブロックなどをかまして、地熱がダイレクトに伝わらない様にしてあげた方が良いと思います。
私は、ウッドデッキパネルを下に敷いて地熱の伝わりを抑え、底面の通気性も良くなるようにしています。
木のプランター

次回は木製のプランターを使ってみようかなと思っています。
プラスチックなどより丈夫で、構造次第では排水・通気性も良いでしょう。
腰高なので作業がしやすく、地熱の影響も少ないと思います。
ただし、少々大き目の物が多いでしょうから、置き場所にはある程度余裕が必要ですね。
木製の場合は、腐食やカビ・キノコなどの発生が気になりますが・・・。
使ってみたらまた情報を更新して行きたいと思います。